背景:自主監査をしても「ダメ出しばかり」
機械組立メーカーのM社は、某大手家電メーカーからの品質・環境監査を目前に控えていました。
M社でも日頃から自主監査を行っていましたが、いざ顧客監査を受けると「証跡が不十分」「仕組みが形式的」と厳しい指摘が続出。現場からは
「これ以上要求されるなら仕事はいらない」
という声さえ聞かれるようになり、社内は不安と疲弊に包まれていました。
RE:GENの支援:監査を「攻めの武器」に変える
RE:GENはM社と共に、監査を「恐れる対象」から「信頼を勝ち取る武器」へと変える支援を実施しました。
- 監査官の視点で仕組みを再点検
現場で当たり前にやっていることも、外部から見れば伝わっていないケースが多々あります。そこで、顧客がどこを重視するかを洗い出し、既に取り組んでいる活動を「監査で評価される形」に整理しました。 - 「やれていること」を見える化
実際には多くの改善や管理活動を行っていたにも関わらず、証跡が不十分なために「できていない」と誤解されていました。活動を正しく記録・提示できるようにすることで、社員も「自分たちはやれている」という自信を持てるようになりました。 - 説明力の強化
指摘にただ謝るのではなく、活動の背景や意図を明確に説明できるよう指導。監査官に「納得してもらえる伝え方」を習得したことで、現場担当者も堂々と対応できるようになりました。
成果:信頼回復と社内の意識改革
監査本番では、重大な不適合は一切なく終了。むしろ「仕組みをしっかり整えている」と高く評価され、取引の安定につながりました。
そして何より大きかったのは、M社の社内意識の変化です。
「できていない」と思い込んでいたことが、実は日常的に実施できていた。
その事実を正しく示せるようになったことで、社員は自信を持ち、今では自主監査にも主体的に取り組むようになりました。
まとめ:監査は「負担」ではなく「信頼の証」
品質監査や環境監査は、多くの中小企業にとって「重荷」であり「不安の種」です。しかし、やれていることを正しく伝え、自信を持って示すことができれば、それは顧客からの強固な信頼に直結します。
RE:GENは、大手メーカーで培った監査対応の知見をもとに、御社の取り組みを「魅せる力」に変えます。
監査を単なる守りではなく、未来の取引を切り拓く攻めの武器へ――。それが私たちの役割です。
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