──対抗サプライヤーの創出で62品番を見直し、月額226万円のコストダウンを実現
見過ごされていた“当たり前”の領域
装置組立を主力とするある企業では、切削加工や板金については相見積もりが徹底され、
適正な価格競争が働いていました。
しかし一方で、樹脂系の加工部品については「長年お願いしてきたから」という理由だけで、
競争環境がない状態が続いていたのです。
実は、こうした「チェックの目が届きにくい領域」こそが、コスト削減の宝の山になります。
RE:GENのアプローチ
RE:GENが着手したのは、まず 購入先調査の徹底 でした。
- 既存サプライヤーの見積構造を整理
- 国内外を含む代替候補サプライヤーを調査
- 技術的対応力(材質・加工精度・納期)を比較
この結果、従来は「ここしかない」と思われていた樹脂加工部品に対して、複数の競争環境を新たに創り出すことができました。
62品番の見直しと月額226万円の削減
調査・交渉の結果、 62品番の見直し が実現しました。
その効果は 月額226万円 にのぼるコスト削減。
数字だけを見るとインパクトがありますが、それ以上に価値があるのは、
「競争環境をつくれば価格は変わる」という体験を現場が得られたことです。
どの会社にも眠る“未開拓ゾーン”
この事例は特殊なケースではありません。
多くの企業で「よく知らないから」「長くお願いしているから」といった理由で、競争原理が働かない購入先が存在します。
そこに光を当てることができれば、調達は単なるコスト削減にとどまらず、
会社の利益体質そのものを変える起点 となるのです。
RE:GENの視点
大手メーカーで培われた調達の仕組みも、工夫次第で現場に無理なく活かせるものが数多くあります。
RE:GENは「調達力を、中小企業の武器に。」を理念に、一緒に伴走しながら成果を形にしていきます。
調達の工夫は、どんな現場でも成果につながります。
「うちも思い当たる部分がある」と感じられたなら、そこが次の改善のチャンスです。
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